前回の記事では立地を決める際はまずはコンセプトを決めよう、という内容でした。
そこで、住宅街や駅前などいろいろな選択肢が出てきましたね。今回はその立地別の特徴について紹介します。
・駅前は主要駅かそうでないかで変わる!?
駅前を選ぶ際はどの駅かによって変わります。
乗降者が多い駅や急行が停まる駅前に治療院を構えるなら、遠方からでも患者さんが通ってくれる可能性が多いです。
それに加えて、遠方からの多くの集客が望める分、同業他社も多くなります。
一方普通電車しか止まらず乗降者もそんなに多くない駅前だと、住宅地に面している立地が多いことが特徴的です。
そのため、幅広い年齢層をターゲットにすることができます。
ただ、空き物件が少ないので、テナントに空きがないかこまめにチェックするようにしましょう。
・商店街は都会か地方かで違いが!
商店街も駅前と似ていて、都会のように人が多いか、地方のように人通りが少ないかで状況が変わります。
都会の商店街だと、自由診療の比率が高く、遠方に住む患者さんにも通院してもらえる可能性があります。
また、買い物ついでの通院や家族ぐるみの付き合いにもなりやすいのが特徴です。
ただ、テナントの家賃が高くなってしまいます。
対して、地方の商店街の場合は子供から高齢者までの層に来てもらえる可能性があり、地元民から愛される治療院になれる見込みがあります。
もしそうなれば、長期的に利用してくれる患者さんを増やすことが可能です。
ただ、地方なのでテナント料が安く、同業他社がたくさんいる場合があります。差別化が大切です。
以上のように駅前と商店街の立地について紹介しました。次回はオフィス街、住宅街の立地の特徴について紹介します。