前回の記事では駅前と商店街の立地の特徴について紹介しました。
今回は立地別の特徴の後編と題して、オフィス街と住宅街の立地の特徴について紹介します。
 
 
 
・オフィス街にするなら通いやすさがポイント
オフィス街を選ぶなら昼間や帰宅時間に通院しやすい立地にすることが重要です。
オフィス街は比較的自由診療の比率が高いので、通院してくれる患者さんを獲得できれば、安定した経営につながりやすいと思います。
一方幹線道路に近い立地なら、患者さんのニーズにマッチした治療院になれれば、期待以上の患者さんを集めることが可能です。
そう判断してもらうためには、車で移動している人を想定し、運転中でも目に入りやすい看板や立地にすることがオススメです。
そうでないと、せっかく開業しても治療院の存在自体に気づいてもらえなくなります。
 
 
・住宅街は場所によってテナントが借りられないことも!?
住宅街と一言で言っても一戸建てが多いのか、集合住宅なのかで変わります。
一戸建てが多い場合、幅広い年齢層をターゲットにすることが可能です。
駅前よりもテナント料が安い場合がほとんどなのですが、その周辺地域以外の人に来てもらいにくく、どうしても地域密着型になってしまいます。
対して、集合住宅の場合はテナントの数に限りがあり、物件を借りることが難しいのが特徴的です。
そして、もし物件を借りられたとしても、高齢者が住んでいることが多いので、自由診療の比率が下がってしまいます。
 
以上のような特徴がオフィス街と住宅街の立地にはあります。前回の駅前と商店街の立地を合わせて、どの立地が自身の思い描いている治療院にマッチするのかを考えてみてください。