鍼灸院を開業するときに必要なものの一つとして、「マーケティング」が挙げられます。
今時なんとなくで経営なんてできません。
しっかりとビジネスとして戦略を考えることが必要です。
そこでよく耳にするマーケティングの概念として「4P」というものがあると思います。
鍼灸院におけるマーケティングの4Pを紹介していきます。
・何を提供するの？〜Product〜
鍼灸院を経営するとなると、Productは「鍼灸治療」だと思います。
しかし、今の時代Product＝鍼灸治療だけではやっていけません。
何かしらの付加価値が必要になります。
鍼灸治療の高い技術を提供するのか、鍼灸治療+リラクゼーションを提供するのか、
など他の治療院と差別化するポイントを加えてみてください。
ここでのポイントは、「それは患者さんから本当に求められているのか？」と
「本当にあなたがやりたいことなのか？」を考えていくことです。
・その価値はいくらにするの？〜Price〜
何を提供するのかが決まっていくと、次に出てくるのが
「その価値にいくらの値段をつけるのか？」ということです。
無料で提供するとなると経営できません。
価値に見合った報酬をもらう必要があります。
基本的な考え方はコストにプラスするという考え方です。
また、もう一つ考えることとして、競合と比べることが必要になります。
今の時代、鍼灸院の数がすごく増えています。
その競合たちと比べて「自身の治療価格はいくらにするのか？」
を考えていくのも、差別化ポイントの一つです。
言葉通りのものを考えるのではなく、時代や外部の環境も含めてProductもPriceも考える必要があります。
自身にしか出せない価値を考えるのに使ってみてください。
・どこに開業するの？~Place~
一般的にマーケティグ4PでPlaceといえば、「流通」のことを指します。
しかし、鍼灸院に当てはめてみると「流通」という言葉では、違和感を覚えますよね。
なので、鍼灸院の場合でいうと「立地」が当てはまるかと思います。
テナントで開業するのか、マンションの一室なのか、それとも主要都市の駅前なのか、
大通りの路面店なのか、いろいろな選択肢がありますね。
決めるポイントとしては、ある程度の人通りがある方が経営はしやすいと言われています。
地域にもよりますが、人通りが少ないと物件にかかるコストは抑えられますが、
広告宣伝費など集客に苦労するようです。どちらを取るのか、
自身が提供できる価値を考えながら、どこが最適なのかを判断してみてください。
・どのように知ってもらうの？~Promotion~
提供する価値、価格、立地が決まれば、あとは
「どのようにして自身の鍼灸院を知ってもらうのか？」
ということを決める必要があります。
いくら良い鍼灸院を経営していたとしても、認知されていなければ意味がありません。
具体的な方法として、口コミやチラシ、Web集客などが挙げられます。
これらの方法も取り組み方は様々で、チラシでいうとポスティングなのか、
折り込みチラシなのかがありますし、Web集客だとWeb広告なのか、
ブログでHPにアクセスを集めるのかなど、細かく決めていかなけらばなりません。
あくまで本業は患者さんを治療し、悩みを解決することなので、本業に差し支えなく取り組める方法を考えてみてください。
いかがでしたか？
鍼灸院におけるマーケティングの4Pを紹介してみました。
開業する前はしっかりと考えた上で、開業に臨んでみてください。準備が大切です。
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