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鍼治療は国家資格が必要で鍼灸師・医者・歯科医などが行うことができますが、一般の方は、行えません。
ただ、「円皮鍼(えんぴしん)」という置き鍼があり、それは一般の方でもお使いになれ、鍼と同じような効果が期待できます。
今回は円皮鍼について紹介します。
円皮鍼とは
そもそも円皮鍼とは何でしょうか?
円皮鍼は基本的に、シールを貼るだけで刺激だけを与えることができる置き鍼です。
通常の鍼は、多少ちくりとする感覚がありますが、円皮鍼は鍼の長さが短いため、痛みは比較的少なくなります。
サロンのお客様でも、「(鍼の痛みが)どうしても不安」という方には円皮鍼を使う場合もあります。
円皮鍼は、身体と顔の両方に使うことができます。
・円皮鍼を貼る場所
鍼は基本的に、身体のツボに刺すものです。
ただ、美容鍼は、顔の筋肉をターゲットにして刺す方法もあり、ツボにこだわる必要は無い場合もございます。
例えば、ほうれい線が気になるときは、ほうれい線に沿って、円皮鍼を並べて貼っておくだけでも効果が期待できると言われております。
(円皮鍼を)そのまま一晩付けておけば、翌朝にはしわが目立たなくなることを感じていただけると思います。
円皮鍼は、顔のツボの場所にこだわらなくても、しわや吹き出物の周りに貼るだけでも、効果を期待できます。
時間は、短くても1時間は貼っておくようにしましょう。
出来れば、3時間は貼っておくと良いとも言われています。
※各種効果には個人差がございます
・円皮鍼を貼る場所
顔のツボ鍼は基本的に、ツボに刺して行います。
顔にも、いくつかツボがあり、そこに円皮鍼を貼ることもおすすめです。
今回は、顔のツボの中でも、よく知られているものや、美容に良いものをご紹介します。
攅竹【さんちく】 攅竹は、目の疲れに良いツボです。
太陽【たいよう】 攅竹と同じように、太陽も目の疲れに良いツボです。
顴髎【けんりょう】 ほうれい線に良いツボです。
地倉【ちそう】 口元のしわをきれいにするのに良いです。
頬車【きょうしゃ】 頬の引っ込んだあたりの場所にあり、リフトアップに良いです。
鍼には、表面に出た症状を治す「標治(ひょうち)治療」と、 元々の体質の悪いところを治す「本治(ほんち)治療」があります。
顔に鍼を刺すのは標治治療 身体のツボに鍼を刺すのは本治治療といえます。
本治治療で体質の悪いところを改善することは、美容にもつながり、とても大切なことです。
円皮鍼の良いと言われている効果
顔色が良くなる・目のクマの改善
鍼を刺して傷をつけると、身体は傷を治そうと血液を集め、血流が良くなります。
それによって、顔色が良くなったり、目のクマの改善につながったりします。
肌のキメが整う・ハリが出る・毛穴の引き締め
鍼は、皮膚の真皮(しんぴ)にまで届きます。
真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成されていて、皮膚の弾力の元になっています。
真皮に鍼で傷をつけることで、コラーゲンの生成が促され、お肌のキメが整ったり、ハリが出たり、毛穴が引き締まったりする効果が期待できます。
しわ・たるみ・ほうれい線の改善
皮膚は余分な部分があるため、動かすことができます。
若いときは、それが奥にしまわれていますが、年をとると、筋肉などの衰えでしまっておくことができなくなります。
それが、しわ・たるみ・ほうれい線などにつながります。
鍼は、固くなった筋肉をゆるめる効果もあります。それによって、筋肉が使えるようになり、しわなどの改善につながります。
ニキビ・吹き出物の改善
ニキビや吹き出物は、体質が原因になっている場合も少なくありません。
鍼は、身体のツボに刺すことで、体質改善することができます。
それが、ニキビなどの改善にもつながります。
また鍼には、(刺すのではなく)さする「散鍼(さんしん)」という方法もあり、ニキビなどの周りを鍼でさすって、その刺激でターンオーバーを促し、改善につなげることもできると言われております。
いかがでしたか?
円皮鍼をお使いになると、セルフで簡単に鍼を行うことができます。
ただ基本的には、プロの鍼治療をお受けいただいて、その合間にセルフで行うことをおすすめします。
ご自分では、鍼を貼る場所が分からないこともあると思います。
ベース作りをきちんと行うことは、とても大切なことです。
それには、まずは、プロの鍼治療をお受けになってほしいと思います。
みなさんが思っているより鍼の効果は素晴らしいはずです !
最後までご覧頂きありがとうございます!
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