「新規顧客は、結構来るのに、なかなかリピート率が上がらない。」
鍼灸院の集客は、新規顧客の開拓が上手くいったとしても、リピート率が悪ければ、成功しているとは言えません。
一般的には、リピート率が50%以下の場合、鍼灸院の経営は厳しくなる、と言われています。
そこで、リピート率を上げるコツを、2回に分けてお伝えしていきたいと思います。
初回の今回は、鍼灸院の先生に必要な心構え・考え方について、そして次回の記事では、具体的な施策についてお話したいと思います!
読んでいただければ、リピート率アップのヒントが得られるかもしれません!
◆自院の強みを前面に押し出す
突然ですが、
「肩こり・腰痛・不妊治療、なんでも承ります!」という鍼灸院と、
「不妊治療に自信があります!」という鍼灸院では、
どちらが患者様に選んでもらいやすいのでしょうか?
一見、「なんでも承ります!」という鍼灸院は便利なように感じます。
しかし実際に選ばれるのは、「不妊治療に自信があります!」という鍼灸院、ということはよくあります。
やはり、専門性のある医院の方が、患者様の頭にも残りやすいのでしょうか。
もちろん、不妊治療だけ、腰痛だけ、というように、1つの施術に絞る必要はありませんが、この施術には自信があるというものを1つアピールしておくのは、重要なことです。
それによって、
「この症状が出たら、あそこの鍼灸院だ!」
という思考になり、リピート率が上がる可能性があります。
◆パートナー関係の構築
こちらは、みなさんほとんどが意識されていることと思いますが、大事ですのであえてお伝えします。
お客様がみなさんの鍼灸院に訪れる目的は、もちろん、体の不調を治したいというものでしょう。
しかし、その裏に潜んでいる目的としては、先生(みなさん)に会いに来ている、というものも大きな割合を占めています。
それを踏まえると、「患者様と先生」という関係性よりも、「なんでも相談できるパートナー」というような関係性を築いていくことが重要になります。
ただ、この意識は、言葉は違えど、みなさん持っていらっしゃるかと思います。
では、パートナー的存在になるための施策を、どのくらい実践しているでしょうか?
その一例として、診療時間を余分にとっておく、というものがあります。
例えば、実際の施術時間が40分程度の患者様の場合、50分の診療時間を取っておきます。
余った10分は、患者様とコミュニケーションをとる時間です。
診療時間を余分にとってしまうと、その分、1日で受け入れられる患者様の人数が減ってしまいます。
しかし、患者様とのコミュニケーションによってリピート率が向上すれば、それ以上の利益を得ることができることは間違いないでしょう。
パートナー関係を構築することの重要性は認識していても、具体的になにか施策を打っていなければ、なかなかリピート率は上がってきません。
「実行してみる」ということを意識しましょう!
◆まとめ
今回は、鍼灸院のリピート率を上げるための考え方をご紹介しました。
少しふんわりした話になってしまったので、次の記事で「具体的な」施策の話をしたいと思います。
「意外と効果がある!鍼灸院のリピート率UPのコツとは?」