前回は、「ターゲットの明確化」についてお話しました。
 
そして、ターゲットを明確にする際に、有効なツールとして「SWOT分析」をご紹介しました。
 
 
SWOT分析というのは、
「S(強み)」、「W(弱み)」、
「O(機会)」、そして、「T(脅威)」に分けて、分析することです。
 
 
また、このSWOT分析をすれば、
「自院の強みとマッチする患者さんはどのような人なのか?」
「現状の機会にマッチする人はどのような人なのか?」が分かり、ターゲットを明確化することができます。
 
 
 
そして今回は、前回の内容をもとに「ニーズの把握」「ニーズの満たし方」についてお話したいと思います。
 
鍼灸素材写真22
 
 
・競合院と比べて自院が優れている部分(強み)をサービスとして提供しよう
 
SWOT分析でターゲットの患者が決まると、その患者はどのようなニーズを持っているのかを把握しなければなりません。
鍼灸院ならではの症状としては、自律神経失調症、めまい、耳鳴り、不眠症・睡眠障害などが挙げられますよね。
 
これらの症状を改善したいというのがニーズの例になります。
 
 
次は、そのニーズの満たし方、つまり、提供するサービスについて考えましょう。
 
 
例えば、自律神経失調症を改善したいとします。この症状の原因は、主にストレスです。
 
 
ストレスのせいで、交感神経と副交感神経のバランスが成り立たなくなり、どちらかが優位に働き、自律神経が充分に働かなくなるという症状が自律神経失調症になります。
 
この場合、ストレスを軽減し、リラックス効果を提供すればよいのです。
 
 
ただ、このとき、SWOT分析で把握した「競合院と比べて自院が優れている部分(強み)」をサービスとして提供することが重要になります。
 
 
そのため、しっかりターゲットを明確化できていることが前提なのです。
 
いかがでしょうか。
 
 
コンセプトは、「ターゲットの明確化」「ニーズの満たし方」、そして、「ニーズの満たし方」を考えることで決定しやすくなるのです。
 
このときに、有効なのが「SWOT分析」になります。
 
 
鍼灸院の新規開業で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
 
 
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