以前のブログを読んでくださった方ならば、3C分析と4P分析に関しては理解していただけたと思います。
どちらもマーケティング戦略を立案する上で欠かせないフレームワークですが、今回のSTP分析も知っておけば、ある程度のマーケティングのレベルに達するようになると言われています。
今回はSTP分析についてご紹介します!
1 STP分析って?
STPはセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの頭文字をとっています。
STP分析では、自社の市場での位置づけを把握することができるため、どのような立ち位置でターゲット市場にPRしていくか、というマーケティングを行うことができます。
STPマーケティングの特徴は絞り込みマーケティングです。
絞り込みマーケティングの反対はマスマーケティングです。
テレビや新聞の広告はマスマーケティングですが、ご存知の通り、マスマーケティングは崩壊に向かっています。
費用対効果の高い絞り込みマーケティングに集中しましょう。
2 分析方法
・Segmentation(市場細分化)
セグメンテーションは市場細分化と訳され、市場全体をいくつかのニーズが似ている顧客層に分類することを言います。
セグメンテーションを行わないと、コンセプトが決まらず、軸がぶれ、誰も欲しがらないという事態になります。
・Targeting(ターゲティング)
ターゲティングは標的となる市場の決定という意味で使用されます。
細分化した市場を分析して、どのセグメントを自社のターゲットとするのかを決めます。
・Positioning(ポジショニング)
ポジショニングの目的は、ターゲット市場における自社サービスの立ち位置を明確にすることです。
自社のポジションと同業他社のポジションを正確に把握することで、マーケティング戦略や施策を立案することができます。
3 ポイント
ポイントは自社サービスを現在最も利用している層を明確にすることです。
そこから、地域のセグメンテーションをし、まだリーチしていない層に対しての施策を考えることが現実的です。
4 具体例
建デポプロは、大手住宅機器メーカーのLIXILが運営する、工務店や職人さんが好きな時に必要なだけ資材を購入することのできるプロ専用の店舗です。
わずか、2年半で61店舗を構え、会員数は35万人まで成長しています。
この建デポプロをSTP分析すると、
・セグメンテーション
LIXILはビバホームの運営の経験から、取扱商品を建築に関わる資材に絞り込んで細分化しました。
・ターゲティング
建築資材専門に絞り込んだことにより、ターゲットを建築業界のプロのみに設定しました。
・ポジショニング
会員制の導入により、専門性を高め、早朝6時半に開店することで、プロのニーズに応えました。
LIXILほどの大企業でしたら、新規事業の前に必ずSTP分析をするはずです。
みなさんもSTP分析で事業拡大にチャレンジしてみてください!
最後までご覧頂きありがとうございます!
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