みなさんは、PDCAという言葉をどこかで耳にされたことがあるのではないでしょうか?
 
PDCAはウォルター・シュハート氏やエドワード・デミング氏が提唱したビジネスフレームワークで、経営改善に役立ちます。
 
今やビジネスの現場だけでなく、教育現場でさえ使われているPDCAサイクルについてご紹介します!
 
 
 
1 PDCAサイクルってどう回すの?
PDCAとはPlan,Do,Cheak,Actionの頭文字をとったもので、最後のActionから最初のPlanに戻るので、PDCAサイクルと呼ばれています。それぞれ解説していきます。
 
 
 
・Plan(計画)
目標を設定し、目標達成のために何をするべきか仮説を立て、プランニングすることです。
What・Who・Why・When・Whereの5W1Hを意識して考えましょう。
 
 
 
・Do(実行)
計画を基に期間を定めて実行していきます。
計画したことを意識し、時間を測る、成果を可視化することが大切です。
 
 
 
・Check(評価)
計画にのっとった実行ができていたのかを評価していくことです。
計画した目標が達成できていたのかどうかを判断します。
数字で示せれば、具体的根拠ができるので正確性が増します。
 
 
 
・Action(改善)
Check(評価)で見えた、課題・問題の解決策を考えて改善方針を立てることです。
次のサイクルのPlanを意識して考えることが重要です。
この計画を続けるか、辞めるか、改善するかなどを考えます。
 
 
 
 
2 PDCAサイクルで経営はどう変わる?
例えば、高級外食チェーンの店が月末の給料日前に客足が鈍るという課題に直面していたとします。
 
PDCAサイクルを回す前の店長Aはアルバイトスタッフに店頭でチラシを配れと指示を出すだけでした。
 
この指示では月末になると客足が鈍る原因について深く考えていないため、売り上げアップにはつながりませんでした。
 
 
PDCAサイクルを実践している店長Bが着任した時、月末の売り上げが下がる問題に関して仮説を立てました。
・当店は少し値段が高め
・給料日前は顧客の財布の中の現金が少ないかもしれない
・クレジットカードに対応すれば、現金のない顧客にも来店いただけるのでは?
という仮説です。
 
そこで、売り上げを確認したところ、毎月20日から25日はクレジットカードの利用率が普段より3割高かったのです。
 
 
そこでクレジットカードの導入をしたところ、大当たり。
 
その成果を本部に報告して、チェーン全店でクレジットカードが導入されました。
 
 
この流れを整理すると、
Plan:カード決済ができないことが月末に売り上げが落ちる理由であると仮説を立て
Do:本部に掛け合ってカード決済を導入し
Check :売り上げのアップを確認し
Action:他のお店にも成果を共有し、全店の売上をアップ
ということになります。
 
PDCAサイクルはあらゆるビジネスの現場に応用できるので、ぜひ使ってみてくださいね。
 
 
最後までご覧頂きありがとうございます!^-^
 
今後ともメイプル名古屋を宜しくお願い致します!
 
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