鍼灸・接骨院を経営しているみなさん。
バリューチェーンという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
バリューチェーンは経営学者のマイケル・ポーターが提唱したのが始まりで、事業を主活動と支援活動に分類し、どの工程で付加価値(バリュー)を出しているかを分析するためのフレームワークです。
今回は、事業戦略を考える際に強力な武器となるバリューチェーンについてご紹介します!
1 バリューチェーンって?
バリューチェーンでは企業活動を主活動と支援活動に分けます。
主活動はサービスが顧客に到達するまでの流れと直接関係する活動で、支援活動は主活動を支える活動を指します。
接骨・鍼灸院の主活動は、
まずサービスを提供する鍼灸師の方の活動、お客様を集客する営業活動がありますね。
支援活動は、
経理や人事、教育に関する活動があります。
このバリューチェーンを分析することで自社の強みを再発見することができます。
さらに時々刻々と変化する市場環境の中で競合店の戦略を予測できるというメリットがあります。
2 バリューチェーン分析のステップ
・自社のバリューチェーンの把握
最初は自社にどのような主活動と支援活動があるのかを把握します。
お客様が自社を知ってからどのような工程を通って来店し、帰っていくのかを分析していきましょう。
・各レイヤーのコスト把握
次に行う分析は各レイヤーのコストを把握することです。
このコストを把握することで収益性をはっきりと認識することができます。
また、当然ですが時間もコストです。
経営者の方や従業員がどの作業に時間を割いているかを記録し、無駄な時間があればそこを浮き彫りにしましょう。
特に重要なのが、支援活動です。
経理や教育にかけるお金は軽視している経営者の方が多いのでしっかりチェックしましょう。
・バリューチェーンの強み・弱み分析
ここでそれぞれのレイヤーの強みと弱みを分析しましょう。
ポイントとしてはどこが、競合店より強いか、あるいは弱いかをはっきりさせましょう。
3 バリューチェーンを活用するには?
バリューチェーン分析を自社でしっかりと活用するためには、改善する課題を明らかにする、コストが安い場合は、外部に依頼することも考える、予算を配分しなおすといったアクションを起こしましょう。
また、競合店も含めた分析をして、自社のポジションについて、他社と比べたときの価値を掴むことも大切です。
以上、鍼灸・接骨院を成功に導くバリューチェーンについてご紹介しました!
参考にしていただけると幸いです。
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