鍼灸・接骨院を経営していく上で必要なのは、マーケティングの考え方です。
 
今の時代、2980円のマッサージ店や鍼灸・接骨院が街に溢れています。
 
自分の腕に自信があっても、それだけでお客様がたくさん来てくれる時代ではなくなったのです。
 
マーケティングを勉強するにあたって、まずは原則的なフレームワークである4P分析について知っておきましょう。
 
 
 
1 4P分析とは?
4Pとは4つの領域の言葉の頭文字のPをとったものです。
 
 
・Product(製品)
お客様のニーズに合致し、価値あるサービスを開発することを目的に調査・分析をします。
 
鍼灸院であれば、治療技術を提供するのか、癒しやエステ系を提供するのかしっかり考えましょう。
 
また、提供するサービスを決めても、ニーズがなければいけません。
 
 
 
これはPlaceにも関わります。
 
・Price(価格)
サービスをいくらで提供するのか、という価格戦略は非常に重要です。
 
なんとなくで決めてはいけません。コストにプラスするやり方もあります。
 
テナント代、光熱費、道具代や人件費を大まかに出して、1回の施術でどれくらいの利益を出せるか計算しましょう。
 
 
 
・Place(流通)
一般的にはどのような流通経路で商品を販売していくのかということです。
 
鍼灸・接骨院の場合では立地になります。
 
自宅で開業しているのか、テナントなのか、その地域は老人が多いのか、若者が多いのかをしっかり書き出してください。
 
 
 
 
・Promotion(宣伝)
鍼灸・接骨院の場合は、口コミ・チラシ・インターネットの3つになるでしょう。
 
口コミは即効性がないので、チラシやインターネット広告で考えましょう。
 
この場合、以前ご紹介した、ロジックツリーを作りながら考えてください。
 
 
 
 
2 とるべき戦略
・矛盾を解消する
4Pを書き出し終えたら、矛盾がないかチェックしましょう。
 
例えば、大阪の商売上手なおばちゃんたちが多い地域で高級なサービスを提供していても、人は集まらないかもしれません。
 
ご高齢の方が多い地域では、インターネット広告にお金をかけても広告効果が薄い可能性があります。
 
 
・相乗効果を実現する
紳士服の青山はマーケティングで大きく成功していますよね。
 
低価格で製品の幅を定番商品に絞り込んだことが成功の理由として挙げられます。
 
4Pに一貫性とストーリーがあったからこその成功です。
 
自分の会社を分析して、特色を前面に押し出すことが成功の鍵です。
 
以上、4P分析についてご紹介しました!
 
4P分析しっかりと行って、マーケティングに生かしてくださいね。
 
 
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