「3C分析でうちの鍼灸院の強みをはっきりさせたい!」
「市場や顧客の分析がなかなかうまくいかない。」
ビジネスをするにあたって基本的な考えである、3C分析。まず初めはCustomer(市場・顧客)から分析していきますが、なかなか深いところまで分析できている気がしなかったり、本質的なものが出てこなかったりするかもしれません。
今回はCustomerを分析する際に使いたい分析手法の一つである、アンケートによる顧客分析について紹介します。
■Customerの分析は3つの方向から行いましょう
はじめからアンケートによって顧客分析を行ってはいけません。
するとしても何をアンケート項目にすればいいか分かりませんよね。
何もわからないままアンケートを作成してしまうと、無駄の多いアンケートが出来上がってしまうかもしれません。
そのため、まずは市場のマクロ調査、ミクロ調査を行ないましょう。
そしてその情報が、顧客の価値観やニーズにどのくらい影響を与えているのかを、アンケートで分析します。
価値観やニーズを知ることで、顧客がどのような思考に至ればどのような行動に出るのか、ある程度予想できるようになるでしょう。
■アンケートを作成する際のポイント
アンケートは回答率・正確さ、共に高いものでなければいけません。
正確にアンケートを実施できるように、ペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは「架空のターゲットユーザー」のことです。
ターゲットを定めれば、どのような質問をすれば効果的なのかが見えてきますよね。
ペルソナという実在するかのような人物を設定することで、さらに顧客への理解が深まるでしょう。
また、アンケートの導入部で挨拶文があるのとないのでは、第一印象に差が出るでしょう。
第一印象の良くないアンケートは、回答率が上がりません。
回答にかかるおおよその時間を明記することでも、回答率をあげられます。
アンケートに答える側としてみれば、答えるのに何分かかるか、もしかしたら1時間かかってしまうかもしれないアンケートには、めんどくさくて答える気がしませんよね。不安を解消してあげましょう。
個人情報の取り扱い方針を明記することも大切です。
アンケートを分析するとなると、ある程度の個人情報が必要です。
「個人を特定できる情報は取得しません。」と一言添えて、個人が特定される心配はないことを保証しましょう。
今回は、アンケートによる顧客分析を行う際に気をつけて欲しいポイントについて紹介しました。
他にも分かりやすい文章で書く、質問に対する答えを、選択肢の中から一つだけ選んでもらうアンケート方法を取るなどして、答える側が答えやすいアンケートづくりが大切です。
目的の明確な顧客分析で、鍼灸院の経営を上向きにしていきましょう!
鍼灸院、治療院経営のご相談も承っております。
一緒に先生の院の経営を軌道に乗せていきましょう! 😛