こんにちはメイプル名古屋です!^-^
今回のブログは、鍼灸学生3年生に書いていただきました。
「鍼灸師を目指した理由」です。 😛
是非ご覧ください!
 
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鍼灸治療を受ける前の私は、鍼灸が効くというのを信じていませんでした。
効くかどうかは心の持ちようで、効いている気がするだけだろうと思っていました。
 
痛いのが苦手な私は注射がとても嫌いで、注射も鍼も、人に針を刺すなんてなんて野蛮なのだろうとさえ思っていました。
なので、鍼灸に対する私のイメージははっきりいって最悪でした。
 
ある時、私は激しい生理痛に襲われました。
トイレに入って動けなくなるほどの激痛で、痛みのせいで嘔吐もしました。
急いで痛み止めを飲んで、効いてくるまでの1時間程度、ずっとトイレにこもっていました。
その後、生理の度に激しい痛みに襲われたため、病院を受診すると、子宮内膜症と診断を受けました。
この疾患は治らない、ピルを飲んで進行を遅らせることが治療になると説明を受けました。
それからピルを飲み始めたのですが、動けなくなるほどの体のだるさと浮腫みが起こりました。
そして、激しい生理痛も、変化はありませんでした。医者にそれを訴えたところ、しばらくすれば副作用は収まるはずだからと指導を受けました。しかし、3ヶ月ほど経っても変化はありませんでした。
ピルにもいくつか種類があり、種類を変えてもらいましたが、症状は変わりませんでした。
今まで病気になれば病院にいって薬をもらって、特に副作用も感じず、薬を飲めば病気が治って、それが当たり前だと思っていました。
しかし、薬を飲んだからといって治らない病気があることを知りました。また、副作用の辛さもこの時初めて知りました。
 
 
このまま病院で薬をもらっていてもダメだ、何か他の方法は無いのかとインターネットで調べたところ、鍼灸治療が生理痛等の婦人科疾患に効くという情報を得ました。
その時も、もちろん鍼灸に対するイメージは最悪でしたし、本当に効くのか疑問でしたが、藁にもすがる思いで鍼灸治療を受けることにしました。
 
 
病院での婦人科疾患の検査は、中々抵抗感のある恥ずかしい検査をするのですが、鍼灸院では問診と脈を診られました。あまり覚えていないのですが、お腹も診ていたかもしれません。鍼灸の鍼は、注射のような痛みを想像していたのですが、全く痛みはありませんでした。受けたあとの正直な感想は、こんなんで何か変わるのか?というものでした。特に刺激という刺激もなかったし、体の変化も特に感じませんでした。
 
 
しかし、いざ生理がくると、生理痛が楽になっていました。
痛みはまだありましたが、痛み止めを飲まなくてもなんとか我慢出来るほどにはなっていました。
この時の驚きと感動は今でも忘れません。
その後、私はピルを飲むのをやめ、鍼灸治療を受けることにしました。
薬をやめたので、もちろん体のだるさと浮腫はなくなりました。
数回治療を受けたら、生理痛は全くなりました。
それから今日に至るまでおよそ8年、ほとんど生理痛はありません。
 
 
病院に行っても治らない疾患があると知り、むしろ薬で苦しむことがあると知り、そんな疾患に対して鍼灸が有効であると知り、私は鍼灸師という仕事に魅力を感じました。
 
 
疾患を治したいというのはもちろんありますが、鍼灸を広め、良さを知ってもらいたい。
 
 
疾患を患った時に、病院と並んで選択肢に鍼灸院が入るのが当たり前の世の中を作れたらと、この道を選びました。私のように、遠回りをする人や、もっと悪ければ病院での治療しか頭になく、ずっと治らないままの人を、少しでも減らせたらと思います。
 
 
このブログでも、読んでいただいた方に少しでも鍼灸に興味を持っていただけたり、鍼灸治療を受けるきっかけになれば嬉しいです。
 
 
 
 
実際に鍼灸治療を経験し、自らの体験を世に広めたいという気持ち。
本当に素晴らしいですね!^ー^
 
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