これから独立して鍼灸院(しんきゅういん)を開業しようとお考えの方はいるでしょうか?
「鍼灸院の開業費用ってどのくらいかかるの?」
「開業費用をできるだけ抑えたい」
このように、「開業費用」について色々と知りたい方も多くいます。
独立する際に避けられないのがお金の問題ですよね。
そこで今回は、鍼灸院の開業費用について解説します。
それに加えて、開業費用を抑えるためのポイントや準備すべきものも一緒にご紹介します。
□開業に必要な費用
開業をする際には、色々とお金がかかるものです。
一般的な鍼灸院を作ろうとすると、大体400万円程はかかると言われています。
また、鍼灸院の場合、開業した直後の時期はなかなか生活が厳しいときもあるかもしれません、その間の生活費も用意しておく必要があります。
開業後の生活を考慮した上で総額500万円程度はかかるでしょう。
500万円というと高級な車が買えるほどの大金ですね。
かかる費用を大きく分けると「家賃」、「設備」、「広告費」になります。
人によって必要でない費用もありますが、この3つが基本的にかかる費用です。
□「家賃」
家賃は選び方や鍼灸院のスタイルによって大きく変わってきます。
最も一般的であるテナントを借りて開業する場合は土地や物件にもよりますが、初期費用として約30万円かかると言われています。
しかし、アパートやマンションの一室を借りる場合は、少し費用が抑えられます。
内訳としては家賃や前払いの家賃、手数料などがあります。
このように、家賃以外でも費用がかかる場合があるので、物件を借りる際は契約内容をしっかり確認しましょう。
ここまでご紹介したものは、どれもそれなりに費用がかかってしまいます。
「開業費用をとにかく抑えたい!」
そういった方には、往診専門の鍼灸院を開業することをおすすめします。
このスタイルの鍼灸院は物件を借りる必要がないので、かなり開業費用を抑えることができます。
認知されにくいというデメリットもありますが、開業するための資金が十分にない方にはピッタリです。
このように一括りに家賃といってもピンキリなので、自分の鍼灸院のスタイルに合わせた選択をしていきましょう。
□「設備」
どのスタイルの鍼灸院を開業するにしても欠かせないのが設備にかかる費用です。
開業する際に欠かせない設備としては、
*ベッド
*タオル
*鍼
*消毒設備
*衣類
その他諸々とあります。
揃える設備は大きさや性質によって費用が変わってきます。
ただし、費用を抑えたいからといって安い設備にすることはよくないです。
店の評判にも関わることなので注意が必要です。
特に注意しておきたいのは、鍼灸院に必ず必要となる鍼についてです。
鍼には素材、長さ、太さの異なったものがあります。
さまざまなお客様一人ひとりの症状にあった施術ができるように、できるだけ多くの種類、質のいい鍼を選びましょう。
痛みが少ない円皮鍼、衛生的な使い捨てのディスポ鍼などを揃えておくといいでしょう。
次に、選ぶ際に注意しておきたいのはベッドです。
体の大きい、小さいお客様、それぞれに対応できるように余裕のある大きさのベッドを選びましょう。
お客様の快適さだけでなく、施術のし易さも考えて高さや・幅をお選びください。
開業する際にメイプル名古屋で人気かつ安心な商品の中から
必要となる備品がほぼ全てセットにした新規開業セットもございます。
□「広告費」
お客さんを増やすためには広告にも力を入れていく必要があります。
開業した直後はなかなかお客さんが来ないことも多いです。
それはほとんどの場合、開業したことを知ってもらえていないからです。
鍼灸院を開業したことを知ってもらうために広告宣伝をしましょう。
一般的な広告の手段としてはチラシを利用することが多いです。
皆さんも一度は鍼灸院のチラシを見かけたことはあるでしょう。
地域密着型の鍼灸院では、チラシを配る範囲は地元に限られます。
しかし、近所や地元の人に認知してもらうことで十分に集客を計算できます。
チラシを配る際にかかる費用は、チラシの製作費、配達料が挙げられます。
自作する、安価な業者を選んで製作費を抑える、自分でチラシを配って配送料を抑えることなどで多少費用を抑えられますが、時間がかかる作業が多く、効果的な節約の手段ではありません。
そこで、インターネットを利用してみることをおすすめします。
インターネットは、費用を抑えられ、時間も短縮できる効果的な手段です。
ネット上で自分の鍼灸院のホームページを作成して宣伝をすることで、集客をすることができます。
また、お役立ち情報、ブログを発信していくことで、集客はもちろん、お客さんの安心感を増やしていくこともできます。
最近ではライン、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどのSNSも流行しているので、進んで利用していきましょう。
SNSは基本的に無料で利用できるので費用を抑えられますね。
□まとめ
今回の記事では、主に鍼灸院の開業費用について解説しました。
開業をするには色々と費用が必要です。
必要なものに費用をかけつつ、可能なところは節約していきましょう。